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データエンジニアを目指す高校生へ|今の学年からできる準備と進学先の選び方

  • 最終更新日:2026/10/27
データエンジニアを目指す高校生へ|今の学年からできる準備と進学先の選び方

データエンジニアを目指す高校生にとって、いま悩みやすいのは、何から始めればよいのか、進学先をどう選ぶのか、お金をかけてよいのかという三つです。結論から言うと、高校生のうちに特別な資格や高額な講座は必須ではありません。授業と家庭のパソコンでできる準備を積みながら、学べる進学先を選ぶのが現実的な進め方です。この記事では、データエンジニアの仕事内容、高校の授業とのつながり、進学先の選択肢、学年別の準備、費用と契約の注意点を順に整理します。

データエンジニアを目指す高校生が最初に知っておきたい職業像

データを集めて整え、使える状態で届ける仕事

厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)では、データエンジニアの仕事は、欠損値の補完や表記の統一といったデータの前処理、データベースや情報システムの設計・構築・運用、AI開発に使う教師データの作成と説明されています。データサイエンティストがデータを分析するのに対し、データエンジニアはそのための基盤を支える役割です。

就業者の学歴と入り口は一つではない

job tagでは、理工系の大学や大学院の出身者が多い一方、文系出身者や、高専・専門学校の情報系を卒業した人もいるとされています。就業者アンケートでは大卒が71.1%、修士課程卒が23.7%でした。回答数は多くないため傾向として見る必要がありますが、大学以外にも道があることは確かです。

高校の授業と進路選びがつながるところ

情報Ⅰでプログラミングとデータベースの基礎に触れる

高校の共通必履修科目「情報Ⅰ」は令和4年度から始まり、プログラミング、ネットワーク、データベースの基礎をすべての生徒が学びます。大学入学共通テスト指でも、令和7年度から教科「情報」が加わり、科目は『情報Ⅰ』で、試験時間は60分、配点は100点です。入試で情報を使うかどうかは大学や学部によって異なるので、志望校の募集要項で確かめます。

数学が仕事につながる場面を知っておく

job tagでは、必要なスキルとして、微分積分、線形代数、確率統計といった数学が挙げられています。基盤づくりが中心の仕事でどこまで使うかは担当領域で変わりますが、機械学習に近い領域まで広げる場合には、高校で学ぶ数学が土台になります。苦手だからといって進路を閉ざす必要はなく、得点より仕組みを理解する意識で授業に向き合うと、大学での学びにつながります。

進学先と学び方の選択肢

大学の情報系やデータサイエンス系の学部

学部名だけで判断せず、データベースやプログラミングの授業がどれだけあるかを、カリキュラムで見ます。文部科学省は、大学や高専の数理・データサイエンス・AI教育プログラムを認定する制度を設けており、リテラシーレベルは494件、応用基礎レベルは243件が認定されています(2024年8月時点)。志望校が認定を受けているかを調べると、学びの方向性をつかむ材料になります。

高専で5年間じっくり学ぶ

高専は本科が5年間で、情報系の学科では専門科目を早い時期から学べます。job tagでも高専の情報系卒業者が就業者として挙げられています。早くから実習が多い反面、進路を中学卒業の時点で決める必要があります。

専門学校でツールと実習を中心に学ぶ

専門学校では、プログラミングやデータベース構築の実習が中心になる学校が多くあります。就職実績を調べるときは、データを扱う職種に就いた人がどのくらいいるのかを、学校に直接尋ねるとよいでしょう。

高卒で就職してから移る道

job tagでは、中途採用ではシステムエンジニアなどIT系エンジニアからの転職が多いとされています。高卒でIT企業の開発や運用の仕事に就いたあとに、データ基盤の仕事へ移る流れも考えられますが、最初から専任の枠が用意されているとは限りません。入社後の配属と研修の内容を確かめて選びます。

学年ごとの準備のしかた

高1ではPythonで小さなプログラムを書く

情報Ⅰの授業と並行して、Pythonで成績や歩数のような身近な数字を読み込み、平均を計算するプログラムを書いてみます。完成度よりも、エラーを自分で読んで直す経験を重ねることが大切です。

高2では表計算の集計をSQLで書き直す

Pythonには、データベースの一種であるSQLiteを扱う機能が標準で備わっています。部活の記録など、表計算ソフトで集計していたデータを表として登録し、SQLで合計や平均を取り直してみると、データを整理して取り出す感覚がつかめます。

高3では受験を優先し、準備は絞る

受験期に新しい技術を広げる必要はありません。志望する学部の入試科目に時間を使い、プログラミングは週に少しだけ触れる程度で十分です。大学に入ったあとの動き方は大学生がデータエンジニアを目指すときの学年別の進め方に整理されています。

資格や講座に手を出す前の考え方

情報処理技術者試験は目標の一つにとどめる

IPAのITパスポート試験や基本情報技術者試験はCBT方式で年間を通じて随時受験でき、受験手数料は全区分共通で7,500円とされています。取得を目的にして授業や受験勉強が疎かにならないよう、余裕のある時期に挑戦するくらいの位置づけが現実的です。

有料の講座は保護者と相談して決める

教育訓練給付制度は、受講開始日の時点で雇用保険の加入期間が必要なため、学生は対象にならないことが多いと考えられます。高額な講座を選ぶ前に、学校の授業、図書館の本、無料で公開されている教材で、どこまで進められるかを試します。始め方の全体像はデータエンジニアの始め方が参考になります。

契約や支払い方法の登録に注意する

未成年のうちは、契約に保護者の同意が必要になる場合があります。クラウドサービスの無料枠のように、支払い方法の登録を求めるサービスもあるため、条件を保護者と一緒に公式サイトで確認してから使い始めます。

学校見学や進路面談で聞いておきたいこと

進学先を決める段階では、パンフレットの言葉だけでなく、学びの実態を質問で確かめます。次の項目は、オープンキャンパスや説明会の場でそのまま使えます。

  • データベースとプログラミングの授業は、何年次にどれだけあるか
  • 実習で扱うデータは、実際の業務に近い規模か
  • データを扱う職種に進んだ卒業生の進路の例はあるか
  • 入学後に学び直しや編入ができる仕組みはあるか

回答が曖昧な場合は、複数の学校で同じ質問をして答えを比べると、違いが見えてきます。

向き不向きが気になったときの見方

データエンジニアの仕事は、地道なデータ整備が中心になります。派手な成果が見えにくい作業を丁寧に続けられるかが、適性を測る一つの手がかりです。自分に合うかどうかを具体的に考えたいときは、データエンジニアに向いている人の特徴を読み、自分の日頃の行動と照らし合わせると判断しやすくなります。

最初の一歩として、授業で使っている情報Ⅰの教科書のデータベースの章を開き、身近な数字を表にまとめて、並べ替えと合計を表計算ソフトかPythonで試してみてください。作った表と手順を1ページに書き残しておけば、進路面談や志望理由書で話せる材料になります。

著者情報

アラサー既婚子持ちのデジタルマーケター「T.I」です。
デザイン,コーディング,ライティング,seo,広告運用,sns運用の全てを担当しています。
大学卒業後、新卒の就活でやらかし、新卒を捨ててベンチャーで未経験のwebライターのアルバイトとしてキャリアをスタートして現在はプライム市場上場の企業でWebマーケター(正社員)として働いています。
未経験なりの悩みもわかるつもりなので、皆さんの力に少しでも役に立てるように情報を提供します。

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