SRE(Site Reliability Engineer)の年収は平均800万円!高収入を目指すためのロードマップ
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- 投稿日:2025/12/06
SRE(Site Reliability Engineer)の年収は、その高度な専門性と需要の高さから、日本のITエンジニアの中でもトップクラスです。この記事では、SREの年収相場と、未経験から高収入を実現するためのロードマップを解説します。
目次
SREの年収は平均800万円!サービスの信頼性を支えるプロの市場価値
\この記事はこんな疑問を解決します/
- SREの平均年収はどのくらい?
- SREが他のインフラ系職種より高年収な理由は?
- どうすれば年収1000万円以上のハイキャリアを目指せる?
SRE(Site Reliability Engineer)は、Googleで誕生した職種であり、ソフトウェアエンジニアリングの手法を用いて、大規模サービスの信頼性、可用性、パフォーマンスを向上させる専門家です。
クラウド技術、インフラ自動化、プログラミング、統計学的な知識といった多岐にわたるスキルが求められるため、その市場価値は非常に高く、年収は他のITエンジニア職と比較して高水準にあります。
この記事では、公的データに基づくSREの年収実態から、未経験者が高年収を実現するための具体的なキャリア戦略までを徹底解説します。「ジブンノオト」で、あなたのキャリアパスを明確にしましょう。
SREの年収事情:平均・中央値はどのくらい?
全体の平均年収と、他IT職種との比較
SREの平均年収は、経験や企業規模にもよりますが、おおよそ700万円~900万円とされています。(※1)
特に大規模なWebサービスを展開するテック企業や、金融系など高可用性が求められる企業では、年収1000万円を超える求人も少なくありません。これは、システムが停止した場合の企業の損失を未然に防ぐ、ビジネスへの貢献度の高さが評価されているためです。
| 職種 | 平均年収(目安) | 特徴(年収決定要素) |
|---|---|---|
| SRE | 700万円~900万円 | 信頼性向上への貢献。プログラミングとインフラ知識が融合した高度なスキルセット。 |
| インフラエンジニア | 450万円~700万円 | 運用・保守が中心。SREはインフラをコードで自動化し、改善を主導する。 |
| バックエンドエンジニア | 600万円~850万円 | アプリケーション開発が中心。SREは開発チームと連携し、本番環境の信頼性を担保する。 |
未経験からのスタート時の年収相場と昇給の目安
SREは基本的に中途採用の専門職であり、完全な未経験者が直接SREとして採用されるケースは稀です。多くの場合、インフラエンジニアまたは開発エンジニアとしての実務経験が必須となります。
ただし、もしインフラまたは開発経験(2~3年)を経てSREにキャリアチェンジする場合、初期年収は500万円~700万円程度が相場となります。
| 経験年数 | 役割 | 年収目安 |
|---|---|---|
| SRE経験 1~3年 | オペレーション自動化、モニタリング設計 | 500万円~800万円 |
| SRE経験 3~5年 | サービスのSLO/SLA策定、大規模障害対応の設計 | 800万円~1000万円 |
| SRE経験 5年目~ | SRE組織のリード、全社的な信頼性戦略の立案 | 1000万円以上 |
スタート時の年収を高めるには、以下の要素が重要です。
- クラウド(AWS/GCP/Azure)の深い知識と認定資格(特にプロフェッショナルレベル)。
- IaC(Infrastructure as Code)ツール(Terraformなど)の実務経験。
- PythonやGoなどの言語を用いた自動化スクリプトの作成能力。
SREの年収を左右する5つの決定的な要因
SREの年収を大きく左右するのは、サービスの信頼性を高めるために、どこまで高度な技術と判断力を発揮できるかです。
要因①:スキルの専門性(DevOps全体への理解度)
SREは、開発(Dev)と運用(Ops)の両方の深い知識が求められます。単にインフラを設定するだけでなく、アプリケーションのコードがインフラ上でどのように振る舞うかを理解し、信頼性を高める設計変更を提案できるかが重要です。
特に、Kubernetesなどのコンテナ技術の設計・運用経験は、年収を大きく押し上げます。
要因②:サービスの規模と影響範囲
数百万、数千万ユーザーが利用する大規模なサービスや、金融取引などミッションクリティカルなシステムを担当するSREは、その責任の重さから年収が非常に高くなります。
障害発生時のビジネスリスクが高いほど、それを防ぐSREの市場価値も高まります。
要因③:自動化と計測の徹底度(Toil削減貢献度)
SREのコアミッションは、手作業(Toil)を可能な限り自動化することです。監視(Monitoring)、アラート、デプロイなどのタスクをどれだけコードによって自動化し、エンジニアの作業負荷を削減できたかが、年収評価に直結します。
要因④:SLO/SLA策定とリスクマネジメント能力
SREは、サービスの信頼性の目標値(SLO:Service Level Objective)を定め、その達成状況を計測・改善します。目標設定、計測、そして達成できない場合のリスクを管理する能力は、マネジメントスキルとして高評価されます。
要因⑤:開発チームとの連携力
SREは開発チームと協力し、サービス設計の段階から信頼性に関する提言を行う必要があります。技術力に加え、開発チームの理解を得てプロセスを改善するコミュニケーション能力が、年収交渉で有利に働きます。
【未経験から高年収へ】SREとしてキャリアアップするためのロードマップ
SREは高い専門性が求められますが、段階的にスキルを積み上げることで、高年収を実現できます。
Step 1:インフラエンジニアとして土台を築く(市場価値400万〜600万円)
SREを目指すための最初のステップは、クラウド環境やLinux、ネットワークといったインフラの基礎を習得し、実務経験を積むことです。
- 学習すべき技術: Linuxの操作、TCP/IPなどのネットワーク基礎、AWS/GCPの基本的なサービス構成。
- 目標: クラウドの基礎資格(AWS SAAなど)を取得し、インフラエンジニアとして2〜3年の実務経験を積む。
Step 2:自動化とプログラミングスキルを強化する(市場価値500万〜700万円)
インフラの知識を土台に、SREに不可欠な「コードによる運用」のスキルを身につけます。
- 学習すべき技術: Python、Goなどのプログラミング言語、IaCツール(Terraform)、構成管理ツール(Ansible)。
- 目標: 現職で自動化スクリプトを作成し、日々の運用作業の「Toil(手作業)」を削減する実績を作る。
Step 3:モニタリングと信頼性設計に特化する(市場価値700万円以上)
SREとしての専門性を確立し、サービスの信頼性全体に責任を持つスキルを習得します。
- 学習すべき技術: モニタリング・アラートツール(Prometheus/Grafana)、コンテナ技術(Kubernetes)、SLO/SLI(サービスレベル指標/目標)の概念。
- 目標: SRE職への転職。または現職でSREチームに異動し、障害対応やサービス設計の改善を主導する。
まとめ:SREは将来性が最も高いエンジニア職の一つ
SREは、現代のデジタルサービスにおいて欠かせない「信頼性」を専門とする、非常に将来性の高い職種です。高い技術力とビジネスへの貢献度が直結するため、年収水準も高くなっています。
| ポイント | 詳細 |
|---|---|
| 年収相場 | 平均700万円~900万円。経験を積めば1000万円以上も射程圏内。 |
| 必須スキル | インフラ知識(クラウド)、プログラミング(自動化)、モニタリング設計。 |
| 高年収の秘訣 | 大規模サービスでの経験と、SLO策定・Toil削減によるビジネス貢献度の証明。 |
まずはインフラエンジニアとしての土台を固め、自動化スキルと信頼性に関する知識を計画的に身につけることで、SREとして市場価値を高めましょう。
